性暴力ワンストップ支援センター、診察件数が2年で3倍に 「病院拠点型」整備が課題

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柔らかい黄色の光と、じゅうたんや絵画、ソファをあしらった性暴力救援センター大阪「SACHICO」の待合室=大阪府松原市の阪南中央病院で、三村政司撮影
柔らかい黄色の光と、じゅうたんや絵画、ソファをあしらった性暴力救援センター大阪「SACHICO」の待合室=大阪府松原市の阪南中央病院で、三村政司撮影

 性暴力に遭った被害者が、治療や緊急避妊、法的手続き支援などを1カ所で受けられる全国の「ワンストップ支援センター」の昨年度の産婦人科診察件数が、2015年度の3倍に増加した。開業医らでつくる日本産婦人科医会の隔年調査で分かった。しかし、被害者にとって最も望ましい、被害直後に病院で治療を受けられる「病院拠点型」センターは全体の2割しかなく、公的補助は乏しい。運営団体は補助の拡充を訴えている。

 調査は18年6月に実施し全50センターから回答を得た。昨年度のセンターの産婦人科診察総数は1916件で、前回15年度619件の3倍だった。警察庁によると強制性交等罪認知件数は2年連続で増え17年は1109件、18年は1309件。診察件数の増加は刑法改正で性暴力への認識が高まり、警察と連携も進むなど、センターがある程度周知されたためとみられる。

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