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松尾羊一のめでぃあ亭

半世紀以上、テレビを見守ってきた評論家の松尾羊一が、今の放送を座談会形式で切ります。

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松尾羊一のめでぃあ亭

“子供リアル”に徹した描写力

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 隠居 ふと目に留まった2時間近い時代劇を身じろぎもせずに見つめていた。BSフジ「小さな橋で」(10日放送)だ。

 家主 原作は藤沢周平の短編集「橋ものがたり」だ。

 隠居 藤沢といえば、隠居暮らしの平穏な日々を送っている浪人がお家騒動に巻きこまれる(「三屋清左衛門残日録」)のように、後半のダイナミックな意外な展開が藤沢文学の特色。ファンには、そこがたまらない。

 家主 ところが「小さな橋で」は子供たちの目の高さで描かれた時代劇で、子役にこまっちゃくれたお芝居をさせない。

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