全人代2019

ウイグル収容、成果誇示 「テロ、2年3カ月発生せず」 中国

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中国全人代の全体会議に臨む習近平国家主席(中央左)と李克強首相(同右)=北京の人民大会堂で12日、共同
中国全人代の全体会議に臨む習近平国家主席(中央左)と李克強首相(同右)=北京の人民大会堂で12日、共同

 【北京・河津啓介】北京で開かれている全国人民代表大会(全人代=国会)は12日、新疆ウイグル自治区の地方分科会をメディアに公開した。欧米が批判するウイグル族の「収容施設」問題について、自治区政府幹部が「『政治的再教育キャンプ』などではない。信仰の自由は守られ、人権侵害もない」と反論し、テロ対策などの社会秩序の維持を理由に設置を正当化した。

 自治区選出の全人代代表は、共産党政治局員の陳全国・区党委書記ら58人。ウイグル族のショハラト・ザキル自治区政府主席が記者との質疑で「テロ事件が2年3カ月発生していない」と少数民族政策の成果を主張し、住民生活の向上には社会の安定が不可欠と述べた。「収容施設」の実態について「素養を高めるために法律や技能を学ぶ場だ」と説明。他の代表も党による貧困対策などの成果を強調し「習近平党総書記に感謝する」との声…

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