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松田崚(まつだ・りょう)さん(28)
司法修習を終え、就職した東京都内の弁護士事務所で、3月から活動を始めた。聴覚障害があり、手話で会話する弁護士は、全国にごくわずか。その一人として「聴覚障害者の権利を守りたい」と力を込める。
1歳半のころ、聴覚障害が判明した。小中学校は山形県内のろう学校に通ったが、手話を学ぶ環境になかった。「広い世界を知りたい」と、高校は地元の進学校へ。しかし、高校でも手話を使う機会はなく、教師の口の動きを読み取ったり、同級生からノートを借りたりして乗り切った。
大学入学後、同じ障害のある先輩らが手話で生き生きと会話している姿を見て、「手話を身につければ人の話がより深く理解でき、言いたいことも言える」と実感した。
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