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性暴力被害者のためにも市販薬化を 「緊急避妊薬入手しやすく」求め集会

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集会には約100人が参加し、関心の高さがうかがえた=東京都千代田区の衆院第1議員会館で2019年3月12日、中川聡子撮影
集会には約100人が参加し、関心の高さがうかがえた=東京都千代田区の衆院第1議員会館で2019年3月12日、中川聡子撮影

 性交後に飲むと妊娠を高い確率で防ぐ効果がある緊急避妊薬(アフターピル)について、産婦人科医や性教育、性暴力の問題に取り組む専門家らが12日、東京都千代田区の衆院第1議員会館で集会を開き、緊急避妊薬の市販薬化など、入手しやすい環境を整備するよう国に求めた。【中川聡子/統合デジタル取材センター】

女性の自己決定権が守られているか

 集会には約100人が参加し、産婦人科医の遠見才希子さん、避妊法の普及啓発に取り組む「#なんでないの」プロジェクト代表で国際基督教大4年の福田和子さん、性教育に取り組むNPO「ピルコン」理事長の染矢明日香さんらが講演した。

 遠見さんは、日本の避妊法がコンドーム中心で失敗も多いことや、女性が毎日飲めばほぼ避妊できる低用量ピルが避妊目的だと保険適用外になることを問題視し「日本では女性が子供を産むか産まないか、どういう性生活を送るかについての自己決定権が守られているか疑問だ。選択肢が少なすぎる」と指摘した。

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