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SUNDAY LIBRARY

村松 友視・評『月夜に傘をさした話』『今戸心中』

音読で作品の内側に入り込み、その魅力を堪能した懐かしい小説

◆『月夜に傘をさした話 正岡容単行本未収録作品集』正岡容・著(幻戯書房/税別5500円)

◆『今戸心中 他二篇』広津柳浪・著(岩波文庫/税別560円)

 正岡容(いるる)……なつかしいといえば大袈裟(おおげさ)ながら、次郎長ゆかりの清水みなと(静岡県清水市)で祖母との二人暮らしで少年期を過ごした私は、広沢虎造の「次郎長伝」にご当地ソングのごとく馴染(なじ)みつつ、虎造の軽妙さの対岸にあるような正岡容作・玉川勝太郎が演じるところの「天保水滸伝」にも興味をいだいていたのだった。

 しかしその正岡容が、十九歳で発表した小説を芥川龍之介に絶賛された件、敬愛する永井荷風にならって高座…

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