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平成の記憶

時代の伝言 平成の政官スキャンダル 「森友」国民に閉塞感 ノンフィクション作家・森功さん(57)

森功さん=内藤絵美撮影

 戦後の日本社会が高度成長期を経て豊かになり、バブルで絶頂を迎えると、政官財の癒着や利権の構造といった戦後社会のうみがあふれ出てきた。バブルの頂点で始まった平成は、それまでの社会の総決算が求められた時代だった。平成の前半、その役目を担ったのが検察だ。

 東京地検特捜部に逮捕されたリクルートの江副浩正元会長は、ベンチャーの旗手から政官を利用してのし上がった新しいタイプの政商だった。続いて検察が1991年に着手したイトマン事件では、金融界の放漫経営や裏社会とのつながりが暴かれた。当時は派閥政治の時代で、検察は竹下登元首相や金丸信元自民党副総裁を中心にした「経世会支配」にも切り込んだ。

 しかし、東京佐川急便事件では金丸氏を略式起訴にしかできず、検察批判が噴出した。検察合同庁舎の看板に…

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