「東証1部」膨張に歯止め 「厳しい降格ライン」提言 有識者会議

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東京証券取引所=東京都中央区日本橋兜町で、銅崎順子撮影
東京証券取引所=東京都中央区日本橋兜町で、銅崎順子撮影

 東京証券取引所の改革案が、1部上場・降格基準を厳格化して「プレミアム」市場と位置づける背景には、過去の基準緩和により2000社超にまで膨らんだ上場企業を事実上絞り込む狙いがある。1部企業の大量降格につながりかねない厳しい改革には東証内部に慎重論もあったが、有識者会議は最上位市場としてのブランド価値の向上を優先した。

 報告書は、最上位のプレミアム市場▽スタンダード市場▽新興企業向けのエントリー市場――に既存の上場企業を振り分け、抜本的に再編するよう提言。新興・中堅市場からの内部昇格の優遇を見直して直接上場と同じ時価総額の基準にするとともに、1部企業の降格条件となる時価総額の水準を大幅に引き上げる。2012年に「推定時価総額250億円以上」に引き下げた1部上場基準を、元の「500億円以上」に戻すことも検討してお…

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