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「新芸」とその時代

(59)ムラヴィンスキー来日せず

ムラヴィンスキー夫妻と新芸の西岡芳和社長。1977年8月13日との日付がある=西岡昌紀氏提供

 1981年5月、カール・リヒター急逝で「主役のいない」ミュンヘン・バッハ合唱団・同管弦楽団の地方公演に同行していた新芸術家協会の児玉真(現・地域創造プロデューサー)は、会社から「東京へ至急戻れ」との連絡を受けた。

出先の名古屋から慌ただしく帰京すると、目前に迫ったムラヴィンスキー、レニングラード・フィルハーモニー交響楽団(略称レン・フィル、現サンクトペテルブルク・フィルハーモニー交響楽団)の来日が急きょ中止になったと知らされた。ゴスコンツェルト(国家音楽委員会、略称ゴスコン)から「ムラヴィンスキーの病気で(日本へ)出せない」と連絡があったという。

 「中止ですか」。児玉が西岡に尋ねると、西岡は「中止にはしない」と言い切った。ゴスコンは代わりにモスクワ・フィルハーモニー交響楽団と、ドミトリー・キタエンコ、ユーリー・シモノフの2名の指揮者を派遣する、と言ってきたのだ。

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