岩手高/7 「伝説の秀才」と学び、遊んだ 湯守ホテル大観会長・佐藤義正さん /岩手
毎日新聞
2019/3/15 地方版
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佐藤義正さん=1950年度まで在学
佐藤義正さん(84)=1950年度まで在学=は盛岡市の奥座敷、つなぎ温泉にある「湯守ホテル大観」の会長です。岩手中・岩手高時代に、かけがえのない友人に出会いました。「自由な雰囲気の中、自分の才能を思いきり伸ばす校風がよかった」と振り返ります。【藤井朋子】
昨年、ノーベル医学生理学賞を本庶佑さんが受賞された報道を見て、岩手中高時代の友人を思い出しました。本庶さんが通った山口県立宇部高の同級生たちが、秀才ぶりを話していたでしょう。「たむちんとそっくりだ!」。田村壽(ひさし)という伝説の秀才がいたんです。
繋(つなぎ)国民学校(現盛岡市立繋小学校)1年生の時に太平洋戦争が始まりました。終戦後、すぐに連合国軍総司令部(GHQ)の影響下で学制改革があり、6・3・3制に変わりました。旧制中学校がなくなり、両親から私立で実績のある岩手中を勧められました。
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