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アポ電強盗殺人 長野と現場を往復 3容疑者使用の車 下見か

加藤邦子さんの遺体が見つかったマンション=東京都江東区で2019年2月28日午後3時58分、藤井達也撮影

 東京都江東区のマンションで加藤邦子さん(当時80歳)が「アポ電」(アポイントメント電話)を受けた後に殺害された事件で、強盗殺人容疑で逮捕された3容疑者が使用した軽乗用車が、神奈川県を経由して長野県と現場を往復していたことが、捜査関係者への取材で明らかになった。両県には3容疑者の実家や自宅があることから、警視庁捜査1課は一緒に乗って現場に向かったとみている。

 捜査関係者によると、車は事件前に長野県から神奈川県を経由して江東区の現場マンション近くに停車。事件直後に立ち去り、再び神奈川県に寄って長野方面に戻っていた。

 逮捕されたいずれも住所不定、無職の須江拓貴容疑者(22)と酒井佑太容疑者(22)は、それぞれ長野県佐久市と同県上田市に実家があり、友人同士だった。また土木作業員、小松園竜飛容疑者(27)は川崎市に自宅があった。捜査1課は、須江、酒井両容疑者が小松園容疑者を拾い、事件後に自宅付近に送ってから土地勘のある地元に戻ったとみている。

 軽乗用車は所沢ナンバーで3容疑者とは別の人物の名義だった。盗難車ではなく、まだ発見されていない。また、容疑者が持っていた携帯電話も他人名義だった。

 加藤さん宅には2月中旬、現金の有無などを尋ねるアポ電があったが、その後に現場周辺で不審な3人組の男がうろついていたことも判明した。男らは付近の防犯カメラに映っており、事件の下見をしていた可能性がある。

 加藤さんの部屋に残された靴跡と、2月1日に渋谷区笹塚の住宅で起きたアポ電強盗事件の現場に残された靴跡が酷似しており、捜査1課は二つの事件の関連も調べている。【春増翔太、山本佳孝、土江洋範】

「友人や後輩らに頻繁に借金」

 知人らによると、小松園容疑者はここ数年、友人や後輩らに頻繁に借金を頼んでいたという。金を貸したことがある友人は「私は返してもらったが、返済されていない人もいる。金に困っているようだった」と話した。

 小松園容疑者は川崎市の公立中学校を卒業後、左官として働く傍らで格闘技にも取り組んでいた。3年前には自ら格闘技チームを作り、アマチュアとセミプロが集う大会に出場したこともあった。10年来の知り合いという男性は「1年ほど前から、急に連絡が取れなくなったので、どうしたのかと思っていた」と話した。

 捜査1課は小松園容疑者と須江、酒井両容疑者が知り合った経緯を調べている。【山本佳孝、土江洋範】

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