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街の音

被災地に「寄り添う」とは /宮城

 私事ながら、古希を迎えたのを機に46年間勤めた新聞社を今月末で退職する。最後の塩釜駐在は丸10年。思い出は尽きないが、何よりも8年前、離島での取材の帰途に松島湾上の塩釜市営汽船内で遭遇した東日本大震災は、誇張して言えば、私の仕事の見方も人生観も変えた。思い続けたのは、「現場」とは何か、被災地に「寄り添う」とは何か、ということだ。

 現場とは「逃れられないこと」だと思う。テレビで視聴しただけでは分からない現場の空気、風、匂い……。…

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