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第94回センバツ高校野球

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春疾風

2019センバツ 選手紹介 横浜/中 /神奈川

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 <春疾風(はやて) 第91回選抜高校野球>

逆方向の打撃に自信 冨田進悟左翼手(1年)

 持ち味は「逆方向へのバッティング」。1月から約2カ月間、自主練習でスローボール専用のマシンを使い、球を引きつけて逆方向に飛ばす打撃練習に時間を割いてきた。

 今月の対外試合では甘めに入ってきたカーブを見逃さず、右中間に本塁打を放った。球を長く見る意識が変化球の対応につながり、手応えを感じている。

 昨秋の公式戦は4割1分9厘で、度会隆輝選手と共にチームトップの高打率を誇る。「自主練習では打率をあげるために、ほとんどの時間をバッティングに使った。甲子園でも(チームで)1番の打率を残したい」

悔しさバネに筋トレ 小泉龍之介中堅手(2年)

 「甲子園に絶対に戻りたい」。昨夏の甲子園3回戦でチームが負けた日から、その思いを抱き続けている。スクイズに失敗した悔しさをバネに、練習に取り組んできた。

 171センチと上背はないが、チームの誰よりもパワーをつけようと筋トレに励んでいる。練習後は室内練習場に寄り、懸垂を20回してプロテインを飲む。中学時代にやっていた練習を思い出し、自主的に取り入れた。

 昨秋の県大会は準決勝で逆転サヨナラ本塁打、続く決勝でも2試合連続となる本塁打を放った。「夏は実力不足だった。春は一つでも多く勝ちたい」

貴重な右打者 長打力秘め 大手晴右翼手(1年)

 左打者が主力の打線で、平田徹監督から「貴重な存在でポイントゲッター」と期待される右打者。持ち味は長打力だ。

 昨秋の県大会では、打席に立つとなかなかバットを振れず、納得のいく結果を残せなかった。「うまく打たなければと焦らなくていい」という平田監督の助言を何度も自分に言い聞かせ、冬の間、バットを振り続けた。

 今月の対外試合では初球から思い切りバットを振り抜き、成長した姿を見せた。甲子園に向けて「チャンスに最低でも外野フライを打てるようなバッティングをしたい」と意気込む。

制球力生かし直球勝負 木下幹也投手(1年)

 持ち味は制球力で、得意な球はインコースへの直球。平田徹監督は「ピッチングのテンポがよく、実戦向き」と評する。

 この冬は、腰を曲げずに重さ50~105キロのバーベルを持ち上げるトレーニングに励み「バランス感覚を養った」と言う。試合を想定したシート打撃では、変化球、直球ともに精度が磨かれ、「狙った場所に投げ込めるようになった」と手応えを感じている。

 甲子園には、先発登板もあり得るとの心構えで臨むつもりだ。「コントロールの良さを生かし、直球で攻める。チームの勝利に貢献したい」

潜在能力高い本格派 松本隆之介投手(1年)

 平田徹監督いわく「球質と球威は、エースの及川(雅貴投手)をしのぐと思うほどに潜在能力が高い本格派」の投手だ。

 この冬は、食生活を見直し、たんぱく質が多くて脂質が少ない鶏肉などを食べ、食事の回数を増やした。「体重が5キロ増え、回転数が上がり威力あるボールを投げられるようになった」

 目指すのは「球速を生かして直球で押していく」スタイル。この冬の成果を試したいとセンバツを待ち望んでいる。「打者が手も足も出ないくらいの切れのある球で圧倒し、ランナーを出さないピッチングをしたい」

キャッチングに手応え 小島歩空捕手(1年)

 「頭が良くてリードが上手」。控えの捕手として、平田徹監督から厚い信頼を寄せられている。

 手前でショートバウンドした投球を後ろにそらしてしまうことが多かった課題を克服しようと、冬にはピッチングマシンを使って捕球練習を繰り返した。今月の対外試合では出場した2試合で、一球も後ろにそらさず、正確なキャッチングができたと言う。

 正捕手で先輩の山口海翔選手には「及ばない」と謙遜しつつ、「甲子園ではいつでも試合に出られるよう準備する。守備では絶対にミスをしない」と力強く語った。

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