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NZモスクで乱射 白人至上主義、背景か

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容疑者の男が自らネットで事件を中継したとみられる動画。車を運転する様子が映っている=ソーシャルメディアの投稿から15日、ロイター
容疑者の男が自らネットで事件を中継したとみられる動画。車を運転する様子が映っている=ソーシャルメディアの投稿から15日、ロイター

 死者49人を出したニュージーランド南部クライストチャーチの銃乱射事件。容疑者は「白人至上主義者」を名乗り、移民排斥が目的だったと主張している。移民に寛容だとされていた国でなぜこうした事件が起きたのか。

 男が銃を乱射しながら無言でモスク(イスラム教礼拝所)へ飛び込んでいく--。豪紙オーストラリアンによると、容疑者とみられる男はモスク銃撃の様子を自ら撮影した17分間の動画をインターネット上で公開した。男は軍服に身を包み、モスクの中、外の路上でも銃撃を繰り返したという。

 この男は襲撃直前に、ソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)を使い、70ページ以上の犯行声明ともいえる文章を拡散させていた。文章で自身を「人種差別主義者」と認め、モスクへの襲撃を「白人の文化やアイデンティティーを守るため」と正当化。自らを28歳の一般的な労働者階級出身のオーストラリア人と説明し、移民を「侵略者」と呼び、嫌悪感をあらわにした。

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