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南光の「偏愛」コレクション

「変身」の表現者、森村泰昌さんの巻

フェルメール「絵画芸術」を基にした作品用セットに入り、ポーズをとる美術家の森村泰昌さん(左)と桂南光さん=大阪市住之江区で、猪飼健史撮影

 1985年、ゴッホの自画像にふんした作品で一挙に注目を浴び、以来、名画の登場人物や著名人になりきるセルフポートレートを多数発表してきた美術家の森村泰昌さん(67)。30年近く前から親交のある桂南光さんは、同い年の「大阪のおもろい人」が生み出す作品に、常に注目してきた一人です。森村さんを“変身”というユニークな表現に駆り立てるものは何なのか。大阪の下町に昨秋オープンした私設美術館「モリムラ@ミュージアム(M@M)」(大阪市住之江区)を訪ね、唯一無二の「森村ワールド」に飛び込みました。【構成・山田夢留】

 桂南光 森村さんの作品を初めて見た時、実は「この人、子供やな」と思たんです。大人はこんなこと、時間とお金かけてやらない、と。それをやって、さらに作品になってるってことにびっくりしました。

 森村泰昌 確かに子供のまま大人になってしまったというところは、自分でも自覚しているんですよ。僕はスタートが遅くて、85年のゴッホが実質的なデビューやから、34歳なんです。周りの20代は勢いがあって、全然違う感覚や美意識で新しいことを始めてた。70~80年代って時代ががらっと変わったでしょ。世の中全体がカラッと、すきっと、おしゃれになった。僕もその流れに乗ろうと最初は頑張ったんです。「どこで服買っ…

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