「日本が成功し、多様になり、先導してほしいんです。私の考えを押しつけたいのではなく、大切に思っているから」。LGBTなど性的少数者への理解促進と差別解消に向けた法的支援に取り組むNPO法人「LLAN(ラン)」の共同代表・共同創設者、アレクサンダー・ドミトレンコさん(41)は、記者ら一人一人に念を押すように語りかけた。
バレンタインデーの2月14日、東京都内で開かれた会見。企業などの所属弁護士ら約1600人でつくる「日本組織内弁護士協会」が同性同士の結婚の法的承認を提言した。協会の榊原美紀理事長に働きかけていたドミトレンコさんが、会見でエールを送ったのだ。同じ日、同性婚を認めないのは「婚姻の自由」や「法の下の平等」を定める憲法に違反するとして、13組の同性カップルが4地裁で国家賠償請求訴訟を起こした。
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1991年4月入社。英文毎日編集部、サイバー編集部、外信部、大阪社会部を経て2003年10月から08年3月までワシントン特派員。無差別発砲事件、インド洋大津波、イラク駐留米軍や大統領選挙を取材。09年4月からはカイロに勤務し、11年1月に始まった中東の民主化要求運動「アラブの春」をチュニジア、エジプト、リビア、シリア、イエメンで目撃した。東京での中東、米州担当デスク、2度目のワシントン特派員などを経て2019年5月から統合デジタル取材センター。日本社会と外国人住民やLGBTなどの今後に関心がある。
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