加古里子さん

孫への優しいまなざし 初の詩集

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加古里子さん初の詩集と、その基になった冊子を手にする孫の亀津鴻さん(左)と長女の鈴木万里さん
加古里子さん初の詩集と、その基になった冊子を手にする孫の亀津鴻さん(左)と長女の鈴木万里さん

 昨年5月に亡くなった絵本作家の加古里子(かこさとし)さん(享年92)が孫と過ごした日々をつづった詩集「ありちゃんあいうえお かこさとしの71音」(講談社)が5日、出版された。「だるまちゃん」シリーズや「からすのパンやさん」で知られる加古さんによる初の詩集で、2人の孫の成長を温かいまなざしで見つめた作品が収められている。

 基になったのは書斎の本棚に残されていた2冊の冊子。加古さんは昔から詩を書いていたといい、長女の鈴木万里さん(61)によると、亡くなる10日前に編集者から詩集の出版を打診され、「書棚にあるものをお使いください」と言って喜んでいたという。

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