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大竹文雄・評 『東大塾 これからの日本の人口と社会』=白波瀬佐和子・編

 (東京大学出版会・3024円)

 「われわれは、人口増加の勢いを阻止するための節度ある、しかも効果的な対策が必要であると考える」、「“子供は二人まで”という国民的合意を得るよう努力すべきである」。これは、1974年7月に発表された日本人口会議での宣言文だ。この会議のメンバーには、政府、学界、財界に加えて、岸信介、岡本太郎、小松左京の各氏をはじめとする著名人も参加していた。

 この年の4月に、政府の人口問題審議会が提出した人口白書の副題は、「静止人口を目指して」だった。その時の出生率を4%落とせば、2010年に日本の人口は増加から減少させることができるという予測もされていた。実際、日本の人口の動きは、この時の目標通りになったのだ。それにもかかわらず、現在の日本では社会保障負担、人手不足が問題になり、様々な少子化対策が打ち出されている。少子化を目指し、それを実現したのに…

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