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/5止 被災者から応援者へ

 「オリンピックのお兄ちゃん」と呼ばれた男性が五輪のメダルを手渡すと、避難所生活が続いていた子どもたちは、目を輝かせた。

 東日本大震災から2週間後、1992年アルベールビル冬季五輪のスピードスケートで銅メダルを獲得した宮部行範(ゆきのり)さん(故人)は岩手県大船渡市の避難所を訪れた。日本オリンピック委員会(JOC)の職員としてイベントに参加。エコノミークラス症候群などの予防を兼ねて一緒に体を動かした後、持参した五輪のメダルに触れてもらった。「子どもたちが笑顔になって良かった」。宮部さんは、そう喜んでいたという。

 その後、体調を崩した宮部さんは2017年に48歳で亡くなったが、こうした草の根活動は被災地をスポー…

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