【バンコク西脇真一】24日に予定されるタイ総選挙では、初めて投票する18~25歳の新有権者が約700万人にのぼる。総選挙の実施が約8年ぶりとなるためで、全有権者の1割を超える。2014年から続く軍事政権下で育った若者の票の行方が注目される中、軍政批判と変革を訴えて存在感を増しているのがタナトーン党首(40)率いる「新未来党」だ。タナトーン氏は毎日新聞の取材に「タイに民主主義を取り戻す」と意気込んだ。
タナトーン氏は、タイ自動車部品製造大手の創業者一族出身で、副社長だった昨年、新未来党を結成。党の世論調査での支持率は、タクシン元首相派の中核政党「タイ貢献党」や親軍政政党「国民国家の力党」などに次ぐ4位だが、若者の間での人気は高い。
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