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日本酒の国際化、外国人と考える 味・物語、どう伝えるか

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世界〓酒師コンクールで3位の経験もあるドミトリー・ブーラフさん=東京都港区の日本酒バー「twelv.」で12日
世界〓酒師コンクールで3位の経験もあるドミトリー・ブーラフさん=東京都港区の日本酒バー「twelv.」で12日

 日本酒の国内需要は人口減少で減り続けるが、海外では愛好者が着実に増えているという。一方、「甘口」「淡麗」といった味をどう海外に伝えるかが課題だ。日本酒はワインのように国際的な酒になれるのか。日本酒に詳しい東京在住の外国人と考えた。【庄司哲也】

 日本酒の利き酒を競う「第5回 世界〓酒(ききざけ)師コンクール」が2月に東京都内のホテルであり、台湾から出場した張鴻亮さんが外国人として初めて総合優勝を果たした。「本当にうれしかったですね。国際化に向け、日本酒は新たな時代に入ったと言っていいのではないでしょうか。1杯1000円と3000円の日本酒の違いが分かる外国人を一人でも多く増やしたい」。そう話すのは、東京都江東区で日本酒バー「Sake Shop&Bar海琳堂」を経営し、日本酒の輸出を手掛ける中国人の楊嘯さんだ。コンクールは業界団体「日本酒サービス研究会・酒匠研究会連合会」(東京都文京区)などが主催した。

 連合会の理事も務める楊さんは3月上旬、中国人を対象とした日本酒の研修会ツアーを企画した。14人の参加者は中国国内で紹興酒や白酒(バイジュー)といった中国酒を扱う「酒のプロ」ばかり。長野県の蔵元を巡った。「これから日本酒人気が高まると考え、少しでも知識を得ようとしていました。なので、蔵元での質問も非常に熱心でした」

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