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プーチンのロシア

ウクライナ危機5年/2 侵略か内戦か、家族亀裂

夫ワシーリーさんの死から9カ月、妻のアーニャさんは墓前に通い続ける=ドネツク州ドネツクで、大前仁撮影

 夫ワシーリーさんの遺影に向き合うと、妻アーニャさん(35)は一気に思いがこみ上げてきた。「世界で一番優しい男性だった。寂しくて寂しくて仕方がない」。親露派(ドネツク人民共和国)が支配するウクライナ東部ドネツク市の墓地。そう話しながら、何度も涙を拭っていた。

 もともとウクライナ中部で獣医をしていたワシーリーさん。2014年春にドネツク州で武力衝突が起きると「ロシアがこの土地を奪おうとしている」といううわさを耳にし、自分の目で確かめようとやって来た。ワシーリーさんは自分の見聞から問題は「ロシアの侵略ではない」と判断。逆に「ウクライナ軍の攻撃から現地の人を守ろう」と決意したらしく、親露派部隊に加入。小隊長を務めていたが、昨年5月末に40歳で戦死した。

 「ウクライナにいる夫の家族とは疎遠になってしまった」。一家でドネツクに移住し親露派に加担したことから、家族に分断が生じたという。アーニャさんは切実な思いを訴えた。「もう誰も戦争なんて欲していないのです」

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