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岡崎 武志・評『いつも心に樹木希林』『皇室、小説、ふらふら鉄道のこと。』ほか

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今週の新刊

◆『いつも心に樹木希林 ~ひとりの役者の咲きざま、死にざま』(キネマ旬報社/税別1000円)

 昨年9月に逝去して半年、生前の声や生きかたに共感し、称揚する出版物が続々と出ている。稀有(けう)な例だろう。『いつも心に樹木希林』は、インタビュー、対談、エッセー、関係者の追憶などで構成。「発掘」された原稿も。

 芸能人の役割について「この世での役は、死に目に出会わなくなった世の人びとに、己の死にざまをお見せすることかもしれません」と、39歳で書いている。同調圧力になびかず、終始一貫「個」を貫いた人だった。

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