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SUNDAY LIBRARY

武田 砂鉄・評『なぜオフィスでラブなのか』西口想・著

究極の「公私混同」はどう描かれてきたか

◆『なぜオフィスでラブなのか』西口想・著(堀之内出版/税別1800円)

 とにかくこの明確なタイトルに痺(しび)れる。何が書かれ、何を考察しているのかが即座に見えるタイトルは、デキる社員のプレゼン資料のようだ。

 小説の中に登場する「オフィスラブ」から、恋愛観や労働観を掘り出し、「公私混同」の描かれ方の過去と現在を解く。合コンで出会った2人の結婚式に出向くと「共通の友人の紹介で出会い……」とはぐらかされることがあるが、オフィスラブは、はぐらかされない。「会社の同僚」と紹介される。本来、職場では忌避されるはずなのに、その事実が明らかになった途端、プロセスを問われなくなるのだ。

 1970年代から使われるようになった「オフィスラブ」との響きに気恥ずかしさを覚えつつ、自分と同世代…

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