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みんな元気になる絵本

おにいちゃんとぼく /富山

「おにいちゃんとぼく」ローレンス・シメル・文、フアン・カミーロ・マヨルガ絵、宇野和美・訳、光村教育図書、1296円

 おにいちゃんとぼくは、とても仲のよい兄弟。家の中では楽器を弾いたり、お話したり。散歩の時は、おにいちゃんの犬、ロコも一緒。公園に行くにはきっかり10段の階段を上る。地下鉄の改札口までなら、56段。おにいちゃんが教えてくれた。

 ぼくの家の中はいつもすっきりと片付いていて、何か使ったらすぐに元の場所に戻す。だって、おにいちゃんは、どこに何があるか、すべて記憶して生活しているから。そこいらにおもちゃを散らかしっぱなしにしておいたら、おにいちゃんが、つまずいてしまうかもしれない。だから、ぼくが好きなようにおもちゃを広げられるのは、ぼくのベッドの上だけ。

 おにいちゃんはすごい。とても耳がよくて、一度聞いたことは全部覚えている。お母さんが置き忘れた鍵の場所を、音の記憶を頼りに、ちゃんと言い当てた。夜、ぼくは、灯(あか)りを消すと本を読めなくなるけど、おにいちゃんは真っ暗闇の中でも本を読み続けられる。そして、本の続きや、自分で作ったわくわくするようなお話をいつまでも語ってくれる……。

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