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沖縄県の玉城デニー知事は19日、安倍晋三首相と首相官邸で約20分間会談し、米軍普天間飛行場(同県宜野湾市)の名護市辺野古への移設工事を巡り、政府による岩礁破砕の違法性を問う移設差し止め訴訟について、最高裁への上告を取り下げる方針を伝えた。その上で、工事を中断し、今後1カ月程度かけて県との協議に応じるよう求めた。県側が先に譲歩することで、政府を交渉のテーブルに引き込む狙いだが、首相から歩み寄りはなかった。【竹内麻子、遠藤孝康】
「対話のドアを開いてほしいと言うからには、県側も訴訟合戦ではなく、対話に向けた環境作りに努めたい」。玉城氏は会談後、上告取り下げ方針に転じた理由を記者団に語った。辺野古移設を巡る一連の訴訟では、県側の敗訴が続く。県としては法廷闘争はできる限り避けたいのが本音だ。
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