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はやぶさ2、次のミッション 小惑星に人工クレーター

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 3億キロ以上離れた小惑星リュウグウで、ピンポイントの着陸を成し遂げた宇宙航空研究開発機構(JAXA)の探査機「はやぶさ2」。4月5日には、爆薬の力で金属の塊を衝突させ、小惑星に人工クレーターを作る世界でも前例のないミッションに挑戦する。【池田知広】

 ●「G難度」の実験

 「非常にリスクの高い、挑戦的な運用。慎重にいきます」。クレーターを作るための衝突装置を開発した佐伯孝尚プロジェクトエンジニアは語る。強力な爆薬を使うため、探査機が損傷する恐れもある。佐伯さんは体操競技の難しい技を意味する「G難度」に例える。

 はやぶさ2の機器の多くは初代はやぶさの改良版だが、衝突装置は初めて搭載された。津田雄一プロジェクトマネジャーは「技術者なので、新しいことに挑戦したかった」と話す。小惑星に人工クレーターを作り、地下の岩石を採取する今回の任務は、はやぶさ2の探査のハイライトだ。

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