「打って、走って、守る」野球の原点披露 イチローがバットを置く日が来るとは…

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【アスレチックス-マリナーズ】八回裏、歓声に応えながらベンチに引き揚げるイチロー=東京ドームで2019年3月21日、梅村直承撮影
【アスレチックス-マリナーズ】八回裏、歓声に応えながらベンチに引き揚げるイチロー=東京ドームで2019年3月21日、梅村直承撮影

 イチローがバットを置く日――やがて来るのは当然なのに、なぜか永久に来ないような気がしていた。四半世紀近くも「イチローが試合に出てヒットを打つ」は日常的な風景だったのだから。

 実質的なデビューだった1994年、日本プロ野球初の200安打超えでブレークした時の衝撃の大きさを、当時を知らない若い人に説明するのは難しい。まさに「革命的」だった。

 一見華奢(きゃしゃ)な20歳の若者が、いとも簡単そうにヒットを打ち続ける。しかも強肩で俊足。言動は浮ついたところがなく、クールの極み。「熱く、たくましく、男臭く」という従来のプロ野球のスター像と異なるキャラクターは野球ファン以外からも支持され、地味な球団だったオリックスの試合にビジターですら多数の観客が詰めかけた。打席に入るたび、外野席のファンが声をそろえて「イッチロー!」と叫ぶ応援も懐かしい。

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