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ゲノム編集食品/下 生態系への影響、注視必要

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ゲノム編集で作られたトマト=江面浩・筑波大学教授提供
ゲノム編集で作られたトマト=江面浩・筑波大学教授提供

 「ゲノム編集」技術を利用した食品については、安全性以外の懸念もある。作物や魚を育てて食べることで、環境や生態系へ影響があるとの不安だ。

 現在、遺伝子組み換え生物は生物多様性を守る「カルタヘナ法」で規制されている。環境省は昨年、外来の遺伝子を組み入れたゲノム編集の生物については、在来種と交雑し環境に影響を与える可能性があることから、「カルタヘナ法」での規制が必要と判断。一方、特定の遺伝子を切断し機能を失わせることで作った生物は規制対象外とした。

 人間は昔から、栽培して食べるのに都合が良いように、植物や動物を品種改良してきた。ジャガイモの毒を減らし、ミルクをたくさん出す牛を作り出した。自然の変異を見つけて増やしていたのが、効率化のため、放射線や化学薬品を使って人為的に突然変異を起こすようになる。最近では、病気に強いゴールド二十世紀ナシや、冷めても硬くなりにくいミルキークイーン米が知られる。ゲノム編集食品はその発想の延長にある。肉厚のマダイ…

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