メインメニューをとばして、このページの本文エリアへ

忘れられた高齢者

/7 地域の「受け皿」探し厳しく

昼食をとる和美さん(右)。職員の介助が絶えず必要だ=群馬県高崎市で

 ご飯と主菜、2品の副菜。ダウン症で認知症の和美さん(67)=仮名=の昼食がトレーに並ぶ。どれも、ペースト状にした食材をムースかゼリーのように固めたもの。嚥下(えんげ)機能が衰えた人向けの「介護食」だ。

 群馬県高崎市の国立重度知的障害者総合施設「のぞみの園」では、入所者の高齢化が進む今、介護食をとる人は珍しくない。和美さん自身、5年ほど前からスプーンの上げ下げもできなくなった。

 ダウン症は先天性の遺伝子疾患で、知的障害を伴うことが多い。和美さんもその一人だ。50代で歩行器やオムツが欠かせなくなり、2009年8月、還暦を前にした58歳で認知症と診断された。障害者の高齢化や認知症について詳しい武蔵野大人間科学部の木下大生・准教授は「ダウン症の人は体力的なピークが30~40代で、その後は急激に老化が進む。実年齢よりも15歳ほど老化が早い」と言う。

この記事は有料記事です。

残り559文字(全文934文字)

おすすめ記事
広告
毎日新聞のアカウント
ピックアップ
話題の記事

アクセスランキング

毎時01分更新

  1. ORICON NEWS 伊藤健太郎“ほぼ裸”のポスタービジュアル掲載に照れ「ぜひ、やめていただきたい!」

  2. 鳥取県教委、部活遠征で教員83人処分 生徒をマイカーに 実態に合わずの声も

  3. アメリカを歩く 大統領選後も残る「トランプなるもの」 ある支持者が語った正しさへの憎しみ

  4. 「政府があらゆる記録を残すのは当然」 菅首相の新書から消えた言葉の重み

  5. 選手村マンション オリンピック延期で無人でも夜に照明 電気代どこから?

編集部のオススメ記事

のマークについて

今週のおすすめ
毎日新聞社は、東京2020大会のオフィシャルパートナーです