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優勝はザギトワ、日本勢はメダルなし
【写真特集】美しきハイレベルな戦い 世界フィギュア女子フリー

フィギュアスケートの世界選手権は第3日の22日、さいたまスーパーアリーナで女子フリーがあり、ショートプログラム(SP)7位の紀平梨花(関大KFSC)はフリー152・59点、合計223・49点で4位だった。今季の国際大会の連勝は6で止まった。
日本勢はこの紀平が最高で、SP2位の坂本花織(シスメックス)はフリー145・97点、合計222・83点で5位。宮原知子(関大)は6位だった。
アリーナ・ザギトワ(ロシア)がSPから首位を守り、合計237・50点で初優勝した。シニア女子で初めての4回転ジャンプを成功させたエリザベト・トゥルシンバエワ(カザフスタン)が2位となって同国女子初のメダルを獲得した。平昌五輪銀のエフゲニア・メドベージェワ(ロシア)が3位だった。
上位10選手がトータル200点を超えるハイレベルな戦いとなった。
日本は上位2人の順位合計が「13」以内となり、カナダ・モントリオールでの来年大会の出場枠最大3を確保した。
五輪時は43キロ「体の機能不十分」メドベージェワ、大人の演技で復活
トゥルシンバエワ「信じられない」シニア女子初の4回転サルコウ成功
1位、アリーナ・ザギトワ(ロシア)237.50
2位、エリザベト・トゥルシンバエワ(カザフスタン)224.76
3位、エフゲニア・メドベージェワ(ロシア)223.80
4位、紀平梨花(日本、関大KFSC) 223.49
5位、坂本花織(日本、シスメックス)222.83
6位、宮原知子(日本、関大)215.95
7位、ブレイデイ・テネル(米国)213.47
8位、ソフィア・サモドゥロワ(ロシア)208.58
9位、マライア・ベル(米国)208.07
10位、イム・ウンス(韓国)205.57
最終グループ演技終了
・最終24番滑走、エリザベト・トゥルシンバエワ(カザフスタン)
SPは75.96で3位。曲はピアソラ「ブエノスアイレスの秋」。冒頭で、世界選手権史上初めて、女子選手として4回転サルコウを跳んで着氷した!その後もほぼミスのない圧巻の演技。
トゥルシンバエワのフリーは148.80、トータル224.76で2位に
・23番滑走、 アリーナ・ザギトワ(ロシア)

SPは82.08で首位。フリーのシーズンベストは158.50。曲はオペラ「カルメン」。全てのジャンプを完璧に決めた。ダブルアクセルから始まり、得点源のルッツ、トーループの連続3回転もしっかりと着氷した。五輪女王は舞い終わると、思わず感極まって顔を両手で覆った。
ザギトワのフリーは155.42、トータル237.50、暫定首位に躍り出た
・22番滑走、 坂本花織(日本、シスメックス)

SPは自己ベストの76.86で2位。フリーのシーズンベストは10月のスケートアメリカで出した142.61。曲は映画「ピアノレッスン」から。フリップとトゥーループの3回転のコンビネーションを見事に決めた。フライングシットスピン。ステップシークエンスもレベル4。3-3-2のコンビネーションも見事に決めた。しかしトリプルフリップが抜けてシングルに。わずか1回のミスだが、後は完ぺきに演じきった。
坂本のフリーは145.97、トータルは222.83
・21番滑走、イム・ウンス(韓国)SPは72.91点で5位。フリーのシーズンベストは127.91。曲は映画「シカゴ」から。
韓国期待の星。高レベルの戦いに割って入れるか。イムのフリーは132.66、トータルは205.57
・20番滑走、マライア・ベル(米国)SPは71.26点で6位。フリーのシーズンベストは11月のNHK杯で出した135.99。曲はエイナウディ「エクスペリエンス」。
ベルのフリーはシーズンベスト更新となる136.81、トータルは208.07
・19番滑走、 エフゲニア・メドベージェワ(ロシア)
SPは74.23点で4位。フリーのシーズンベストは137.08。2016、17年の世界女王の名にかけてどんなフリー演技を見せるか。曲はピアソラのメドレー

冒頭のトリプルルッツは落ちついて決めた。ルッツとサルコウの3回転コンビネーションも決めた。黒のシックなコスチュームがリンクに映える。その後もジャンプを次ぎ次に決めていく。見事に演じきった元女王。
メドベージェワのフリーは149.57、
トータル223.80は、紀平をかわして暫定首位に
第3グループ演技終了
・18番滑走、紀平梨花(日本、関大KFSC)SPは70.90で7位。フリーのシーズンベストは154.72。

冒頭のトリプルアクセルを見事に、しかもトリプルトゥーループとのコンビネーションで決めた。2回目のトリプルアクセルは着氷に失敗。その後はミスなく演じきった。フィニッシュは笑顔。
紀平のフリーは152.59、トータル223.49で暫定首位に
・17番滑走、宮原知子(日本、関大)SPは70.60点で8位。フリーのシーズンベストは145.85.

3回転サルコウ、3-3のコンビネーションは綺麗に着氷。スピンもレベル4。3回転ルッツも決めた。2回転アクセルから3回転トゥーループも決めた。ここまでほぼ完ぺきな演技。レイバックスピンはビールマン。フィニッシュで場内からは大歓声。
宮原のフリーは145.35、トータル215.95で暫定首位!
・16番滑走、ソフィア・サモドゥロワ(ロシア)SPは70.42点で9位。フリーのシーズンベストは140.96。本来の力を出すことができればさらに上位を狙えるが。演技終了後感極まるサモドゥロワ。サモドゥロワのフリーは138.16、トータルは208.58
・15番滑走、ニコル・ショット(ドイツ)SPは63.18点で12位。フリーのシーズンベストは104.41
ショットのフリーは107.38、トータルは170.56
・14番滑走、ブレイデイ・テネル(米国)SPは69.50点で10位。フリーのシーズンベストは137.15。昨シーズンの全米女王で五輪9位の実力者テネル。ほぼ完ぺき、気迫の演技を見せた。
テネルのフリーは143.97、トータル213.47。
いずれも自己ベストを大きく更新し暫定首位に
・13番滑走、ガブリエル・デールマン(カナダ)SPは69.19点で11位。フリーのシーズンベストは105.87。
デールマンのフリーはシーズンベスト更新の123.48、トータル192.67もシーズンベストで暫定首位に
第2グループの演技終了
・12番滑走、イー・クリスティ・レオン(香港)SPは58.60点で14位。フリーのシーズンベストは115.73。170センチと長身のレオン。ミスらしいミスもなく滑りきった。好得点が期待できそうだ。
レオンのフリーはシーズンベスト更新の118.62、トータル177.22もシーズンベスト
・11番滑走、ダーシャ・ゲルム(スロベニア)SPは57.58点で16位。フリーのシーズンベストは99.12
ゲルムのフリーはシーズンベスト更新の103.58、トータルもシーズンベストの161.16
・10番滑走、ルナ・ヘンドリックス(ベルギー)SPは62.60点で13位。フリーのシーズンベストは132.66。ベストを更新すれば、上位進出も狙える。
ヘンドリックスのフリーは123.69、トータルは186.29 ミスもあったがよくリカバーして暫定首位に
・9番滑走、陳虹伊(中国)SPは58.53点で15位。フリーのシーズンベストは108.74。長身、赤の衣装にすらりと長い手足が映える陳。ミスもあったが滑りきった。
陳のフリーは99.06、トータル157.59
・8番滑走、エカテリーナ・リャボワ(アゼルバイジャン)SPは57.18点で18位。フリーのシーズンベストは113.82
リャボワのフリーはシーズンベストを大きく更新する122.70、トータル179.88、キス&クライでうれし涙のリャボワ
・7番滑走、エリスカ・ブレジノワ(チェコ)SPは57.13点で17位。フリーのシーズンベストは110.92。昨日は男子SPで兄のミハルが好演技を見せた。
ブレジノワのフリーは96.32、トータル153.45
第1グループの演技が終了
・6番滑走、エバロッタ・キーバス(エストニア)SPは55.38点で23位フリーのシーズンベストは105.37キーバスのフリーは94.61、トータル149.99
・5番滑走、イサドラ・ウィリアムズ(ブラジル)SPは55.20点で24位。フリーのシーズンベストは90.34
ウィリアムズのフリーは88.02、トータル143.22
・4番滑走、アレイン・シャトルラン(カナダ)SPは55.89点で22位。フリーのシーズンベストは111.70
シャトルランのフリーは93.08、トータル148.97
・3番滑走、ロリーヌ・ルカバリエ(フランス)SPは56.81点で19位。フリーのシーズンベストは116.76
ルカバリエのフリーは113.78、トータル170.59
・2番滑走、アレクサンドラ・フェイギン(ブルガリア)SPは56.69点で20位。フリーのシーズンベストは105.40
フェイギンのフリーはシーズンベスト更新の108.62、トータル165.31
・1番滑走、ナターシャ・マッケイ(英国)SPは56.40点で21位。フリーのシーズンベストは98.22
マッケイのフリーは95.16、トータル151.56
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