三重県四日市市の南西部に広がる里山で計画されているメガソーラー事業を巡り、県が先月、計画地に営巣する絶滅危惧種のタカ「サシバ」の生息に支障を及ぼす恐れがあるとして、営巣木を含む樹林帯20ヘクタール以上を残すことなどを開発業者に勧告した。県自然環境保全条例に基づく異例の行政措置で、サシバが絶滅の恐れのある種のうち、特に保護が必要な県希少野生動植物種に追加指定されたことが影響したとみられる。
対象事業は、「四日市足見川メガソーラー合同会社」(東京)が同市波木町など3地区にまたがる足見川沿いの丘陵地約98ヘクタールに計画している発電規模約50メガワットの太陽光発電施設。計画地は南北に走る県道を挟んで東西に大別され、約6割を占める東エリアの南側にサシバの営巣木がある。
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