三陸鉄道、つながって「リアス線」誕生 津波被災の区間復活 久慈-盛163キロ
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東日本大震災の津波で不通になっていた岩手県沿岸部のJR山田線宮古―釜石間(55.4キロ)が23日、第三セクターの三陸鉄道(三鉄)に経営移管され、8年ぶりに同区間での運行を再開した。同区間を南北に挟んで三鉄の「南リアス線」(釜石―盛)、「北リアス線」(久慈―宮古)とつながり、全区間を「リアス線」と改称。第三セクターでは最長となる全長163キロの路線が誕生した。
同県釜石市の釜石駅で午前11時前に始まった出発式には、中村一郎社長や達増拓也知事、渡辺博道復興相らが出席。中村社長は「地域の皆様の足を守るとともに交流人口の拡大を進め、沿岸地域の活性化、地域の振興にしっかりと役割を果たしたい」とあいさつした。この日は記念列車の運行のみで、午前11時40分同駅発の1号列車には、公募で選ばれた約40人と来賓らが乗車した。24日から新ダイヤで運行される。
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