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時代の風

東京五輪・パラリンピック開会式 演出は「みんな」の参画で=小倉和夫・青山学院大学特別招聘教授

=太田康男撮影

 演劇、オペラといった「芸術的」興行のみならず、最近は結婚式から政治的行事まで「演出」ばやりである。それも、演出のプロやセミプロが各所に登場し、世はまさに「演出時代」の感がある。広告と宣伝、イメージ作戦やブランド作りがはやる現代では「演出」の重要性は言をまたない。

 しかし、広告、宣伝には、夢を追う「大衆」と、粉飾や誇張をあえてする「広告屋」との無言のなれ合いが必要なように、ある行事が演出されると、「演出者」と「観客」との間に、知らず知らずのうちになれ合いが生じる。その結果、その行事が本来持つべき真面目な理念や思想が横に置かれ、イメージ作りだけが先行する。商品やサービスの販売については、それも良いであろう。しかし、社会の変革、あるいはそれへの触媒となるべき活動や行事においては、その本来の真摯(しんし)な趣旨が横に置かれてはならない。

 例えば、2020年東京オリンピック・パラリンピック大会の開会式の演出である。そこでは、単なるスポーツ大会ではなく、社会の変革、あるいは市民の意識改革の機会となるべきことが十分に体現されていなければなるまい。

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