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ストーリー

宮古-釜石間、運行再開(その2止) 信念貫き、復旧へ道

リアス線開業への意気込みを語る中村一郎さん。1人の乗客として三鉄の企画列車に乗ることもある=岩手県宮古市で2019年2月27日、佐々木順一撮影

 

 ◆元岩手県職員、三鉄社長として尽力

存続巡り交渉難航

 「ここも前は住宅地でしたが、全て津波で流され、移転しました」。昨年12月、三陸鉄道南リアス線の企画列車に乗った同社社長、中村一郎さん(63)が指さした先には、更地が広がり、その奥には防潮堤が海岸線に沿って延びていた。南リアス線が走る岩手県釜石市で、中村さんはあの日を迎えた。

 2011年3月11日、釜石市にある県沿岸広域振興局の局長だった中村さんは県主催のセミナー出席のため、公用車で市内のホテルに向かっていた。午後2時46分、釜石駅近くの大渡橋を渡ったところで大きな上下動が襲った。「すごい揺れだな」。ホテル到着後、セミナーを中止させ、振興局のある合同庁舎に戻ることにしたが、大渡橋手前で渋滞が発生。機転を利かせた運転手が川沿いの裏道にハンドルを切り、ほどなく庁舎にたどり…

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