特集

センバツ高校野球

第93回選抜高校野球大会の特集サイトです。3月19日から31日まで阪神甲子園球場での熱戦を全試合ライブ中継します。

特集一覧

第91回選抜高校野球

高松商8-0春日部共栄 高松商、剛柔ギア自在

  • はてなブックマーク
  • メール
  • 印刷
【春日部共栄-高松商】高松商の先発・香川=川平愛撮影
【春日部共栄-高松商】高松商の先発・香川=川平愛撮影

 <2019 第91回センバツ高校野球>

第1日(23日・阪神甲子園球場)

 高松商が投打にかみ合い完勝。三回、大塚の左前適時打で先制すると、五回は香川の右前2点適時打で加点した。左腕・香川は切れの良い変化球を低めに集め、七回まで毎回の13奪三振で4安打完封。春日部共栄は先発・村田が変化球の制球が甘く、ピンチで粘れなかった。打線も五回2死一、三塁の唯一の好機を生かせなかった。

主戦、心もコントロール

 春日部共栄打線に最後まで的を絞らせなかった。高松商のエース左腕・香川が冷静に投球を組み立て、スコアボードにゼロを九つ並べた。

 唯一のピンチは1点リードの五回。安打と四球などで2死一、三塁とされ、1番・黒川を迎えた。初球から内角直球を2球続けて追い込み、最後は球速135キロの外角直球で見逃し三振。一回にスクリューボールで空振り三振に倒れた黒川は、直球の連投に反応できなかった。「これで流れに乗れた」と香川。六回を3者連続三振に抑え、終盤も相手を寄せ付けなかった。

 昨秋の関東大会2回戦で最速153キロ左腕の横浜・及川を攻略した春日部共栄打線を、試合前に「直球に強い」と分析。序盤はカットボールやスクリューボールを主体に多彩な変化球で三振を奪った。だが、三回に変化球をコンパクトに合わされて初安打を許すと、「狙いを変化球に変えてきた」と察知して中盤以降は直球で押した。試合後は「切り替えがうまくいった」と満足げな表情を浮かべ、長尾監督も「心のコントロールができていた」とたたえた。

 初めての甲子園での快投にも香川は「まだ無駄球が多い。2回戦までに必ず修正する」と浮かれた様子はない。165センチの小柄な左腕が、過去優勝2回の古豪を引っ張っている。【真下信幸】

4打数3安打 理想2番体現

 ○…高松商の2番・大塚が4打数3安打2打点の大当たり。三回無死一、三塁で春日部共栄・村田の142キロの直球を左前に運び、先制点を挙げて波に乗った。自身の大活躍には「まさか」と驚く。前日まで打撃不振に陥っていたが、この日はコンパクトに振ることを意識し、打つ瞬間にだけ力を入れるようにしたことで調子を取り戻したという。

 目指しているのは「バントもできて、打つこともできる2番打者」で、その理想像を体現した。

球浮き、踏ん張れず

五回裏高松商2死二、三塁、香川(右)に適時打を許し、打球の行方を追う春日部共栄の先発・村田=幾島健太郎撮影 拡大
五回裏高松商2死二、三塁、香川(右)に適時打を許し、打球の行方を追う春日部共栄の先発・村田=幾島健太郎撮影

 ○…春日部共栄のエース・村田は五回のピンチを踏ん張れなかった。2死一、三塁で3番・香川を迎えると、2球続けて内角を突いて相手に意識させたうえで、二盗を許した後のフルカウントからの9球目に外角直球を選んだが、右前に引っ張られる2点適時打を許した。22年ぶりの出場で、試合前の準備時間の短さや球審から受け取る新しい球に慣れなかった。低めを狙った球は高めに浮き、15安打を浴びて8失点。「いいパフォーマンスで臨めなかった」と反省していた。


 ○…1回戦…○

 △午後1時7分開始(観衆3万7000人)

春日部共栄(埼玉)

  000000000=0

  00102410×=8

高松商(香川)

【センバツ高校野球】

時系列で見る

次に読みたい

関連する特集・連載など

あわせて読みたい