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特集ワイド

ノーベル賞さえ取引材料? トランプ氏「安倍首相に推薦された」

ドナルド・トランプ米大統領の私室があるニューヨークのトランプタワーで談笑する安倍晋三首相(左)とトランプ氏。ノーベル平和賞推薦の影響は続きそうだ=米ニューヨークで2018年9月23日(内閣広報室提供)

 思わず耳を疑った人も多かったのではないか。トランプ米大統領が先月、安倍晋三首相からノーベル平和賞に推薦されたと語ったことだ。しかも「日本を代表」しての行動だという。だが、当の首相は事実関係を明らかにしようとしない。推薦騒動の波紋を追った。【石塚孝志】

 トランプ大統領の“問題発言”は2月15日にさかのぼる。ホワイトハウスでの記者会見で「安倍首相から、彼がノーベル賞委員会に送った素晴らしい書簡の写しを渡された。『日本を代表しあなたを平和賞に推薦する』とのことだった」。その理由は北朝鮮との緊張緩和。「日本上空をロケットやミサイルが飛ばなくなり、警報も鳴らなくなったからだ。日本国民は安心を感じている。私のお陰だ」と上機嫌に語った姿が全世界に流れた。

 さて推薦者の安倍首相は「ノーベル賞委員会は推薦者と被推薦者を50年間は明らかにしないことを踏まえ、私からはコメントを差し控える」(同18日・衆院予算委員会)と答弁したように歯切れが悪い。事実関係を尋ねた野党議員の質問には「事実ではない、と申し上げているのではない」と口を濁した。ただその後、日米外交筋は、昨年8月の日米電話協議の際にトランプ氏から依頼があったと明らかにしている。

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