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東日本大震災発生から8年を迎え、学校防災や震災伝承について考える二つのシンポジウムが23日、仙台市内でそれぞれ開かれた。教育現場で子供らの命を守るためにすべきことは何か。震災の教訓を未来に語り継ぐためにいま何ができるのか。関係者による真剣な提言や意見交換が繰り広げられた。【滝沢一誠、百武信幸】
釜石の事例紹介「奇跡ではない」
仙台市青葉区のエル・パーク仙台では、津波で児童74人と教職員10人が犠牲になった石巻市立大川小の被災を教訓に学校防災について話し合う「これからの学校防災を考えるフォーラム」が開かれ、約100人の来場者が耳を傾けた。
フォーラムは県議会の全会派から集まった県議の有志が企画。大川小で6年生だった次女を亡くした元中学教諭の佐藤敏郎さん(55)、岩手県釜石市立釜石東中で副校長として生徒の避難を指揮した村上洋子さん(61)、日本大危機管理学部の鈴木秀洋准教授(行政法)の3人がパネリストとして登壇した。
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