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/32 将棋 畠山成幸八段 独特の存在感示し30年 /大阪

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感想戦で藤井聡太七段との対局を振り返る畠山成幸八段=大阪市福島区の関西将棋会館で、新土居仁昌撮影
感想戦で藤井聡太七段との対局を振り返る畠山成幸八段=大阪市福島区の関西将棋会館で、新土居仁昌撮影

畠山成幸八段(49)=大阪市在住

 1989年にプロ棋士になり、今年で30年。今月8日に指した藤井聡太七段との竜王戦4組ランキング戦がちょうど1000局目の対局となった。昭和の時代にはやった「ひねり飛車」ふうの戦法を繰り出し、112手で敗れたものの、「節目の将棋を藤井さんと指せたのはうれしかったですね」と笑顔を見せる。名人戦に連なる順位戦はB級2組に所属。在籍期間は連続23期に及び、50歳を迎える新年度からは24期目の戦いに入る。また、英語やフランス語を独学で身に着けるなど、独特の存在感を示している。

 札幌市で暮らしていた小学生時代、アイスホッケーの選手にあこがれ、双子の弟と一緒にスケートに熱中した。しかし父の転勤で夢はついえ、ある日、弟が将棋専門誌を買ってきてからは、兄弟で将棋にのめり込んだ。約10年後、89年度前期の奨励会三段リーグ戦を弟の畠山鎮七段と共に勝ち抜き、兄弟同時にプロになった。「報われなかった先祖の運まで全部いただいたような感じですよね」と、奇跡のような快挙を振り返る。

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