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夏バテに強い蚕 9月にも独自品種に認定へ

二つの種をかけ合わせた新品種(画面下)=群馬県提供

 繭の生産量が日本一の群馬県で“夏バテ”しにくい蚕の開発が進んでいる。今夏、県内の農家で実際に飼ってもらい、品質が合格水準に達すれば、9月にも県の独自品種として認定される見通しだ。

 群馬県によると、蚕は気温30度以上の高温下では病気になったり、糸を吐くのをやめて繭が小さくなったりする。県内では近年、最高気温が35度以上の猛暑日が頻発。養蚕農家や製糸業界から蚕の成長不良や繭の品質低下を懸念する声が上がっていることを受け、県の蚕糸技術センター(前橋市)が2012年度から品種改良の試験を重ねてきた。

 暑さに比較的強い日本種「榛(しん)」と中国種「明(めい)」を交雑させたところ、猛暑日が連続した環境でも丈夫に育ち、繭の収量は1箱(3万頭)当たり5キロほど増えた。さらに、生糸の品質を左右する繭糸のほぐれ具合も従来種より約2割向上した。

 今後、農家の飼育試験を経て、9月中旬にも養蚕の専門家らでつくるシルク認定委員会が、県オリジナル品種として認定するかどうかを判断する。

 群馬県の18年の繭の生産量は約41トンで全国1位。【杉直樹】

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