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桃子 2年ぶりV、右手負傷乗り越えライバル失速「まさか」 (スポニチ)

女子ゴルフツアー Tポイント×ENEOS最終日(2019年3月24日 大阪府 茨木国際GC=6219ヤード、パー71)

 首位に1打差の2位から出た07年賞金女王・上田桃子(32=かんぽ生命)が右手中指の負傷を抱えながら69とスコアを伸ばし、元世界ランク1位・申ジエ(30=韓国)を逆転。通算6アンダー、207で2年ぶりの優勝を飾った。米ツアー会員として出場した1勝を含め通算14勝目。67で回った“黄金世代”勝みなみ(20=明治安田生命)が通算4アンダーで申ジエと並ぶ2位に食い込んだ。

     思いがけず手にした1年5カ月ぶりの勝利。上田の頭の中をたくさんの「まさか」が駆け巡っていた。

     「朝、こんなに痛くなっていたのもまさかだし、プレーできたのもまさか。まさか、まさか、ばっかりです」

     前夜の午前0時すぎ、上田の身に最初の「まさか」が起こる。右手中指に激痛を感じて跳び起きた。「骨が折れてるかと思った」。腫れて熱を持った指は痛みで曲げることもできない。今季3戦目に巡ってきた優勝の好機。「やっといいところで回れるのにまたケガ」と棄権を覚悟した。

     2つ目の「まさか」は18ホールを完走できたこと。朝、起きてから食事も取らず、“すっぴん”でコースに向かった。ハリやマッサージなど2時間以上かけて施し、何とかスタート。9番では残り71ヤードからパーオンを逃す信じ難いミスも犯したが、16番では同じ距離を1メートルにつけて後続を突き放す会心のバーディー。右手が使えない逆境をプロ入り以来、目指してきた下半身リードのスイングで乗り切った。

     そして、3つ目の「まさか」は元世界ランク1位の申ジエが後半のインで3打のリードを守れず沈んだこと。「ケガをポジティブに捉えられたことが成長。無心の大事さを改めて知りました」。米国から日本に主戦場を戻した14年以降、毎年数値目標を立てていたが、思うような結果を残せなかった。昨年からは目標をただゴルフがうまくなるための「我慢」に切り替えた。「優勝は迎えに行かない。絶対来るとどれだけ信じられるかです」。その我慢が実ったまさかの1勝。再び輝くため新境地を切り開いた。

     <13年ぶり日本勢開幕3連勝>開幕戦の比嘉真美子、第2戦の鈴木愛に続いて上田が第3戦を制した。開幕から日本勢が3連勝するのは06年の西塚美希世、不動裕理、飯島茜以来、13年ぶり。今週のアクサ・レディースで日本勢が優勝すれば、05年の藤野オリエ、服部道子、横峯さくら、藤井かすみ以来、14年ぶりとなる。

     【勝者のクラブ】▼1W=キャロウェイ・GBBエピック・スター(ロフト角9・5度、シャフトの長さ45インチ、硬さSR)▼3、5W=キャロウェイ・Xホット・プロ(15、19度)▼4、6U=タイトリスト・816H1(23、27度)▼6I~PW=キャロウェイ・エイペックス16▼ウエッジ=キャロウェイ・Xフォージド(50、54度)、キャロウェイ・マックダディ・フォージド(60度)▼パター=オデッセイ・ホワイト・ライズiX♯1SH(ピン型)▼ボール=キャロウェイ・クロムソフトX(スポニチ)

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