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私の記念碑

落語家 桂吉弥/4止 「本格派」自分の色に

 「本格派ってなんなんでしょうねえ」。2月、同期の桂かい枝と開いた記者会見で「吉弥君は本格派」と言われ、思わずそうつぶやいた。古典落語の正統な演じ手として本格派と評されることが多いが、どこか「教科書通りやっているだけ」というニュアンスが含まれるようにも感じていたからだった。「今は『教科書通りやって70点』みたいな落語は現実にはやってないので、本格派と言われても何とも思わない。でも、過去にそういう自分がいたのは事実です」

 桂米朝の端正な高座を受け継ぐ桂吉朝に憧れ、「すっごいよくできた彫刻を見て、これを作りたいと模写する」ように稽古(けいこ)に励んだ。転機は入門10年を迎えた頃のある落語会。出番は重鎮の前で、いつも以上に緊張感があるはずなのに、ふと「好きにやってみよ」と開き直った。泥酔した親子が登場する「親子酒」を演じ高座を降りると、ベテランのお囃子(はやし)さん(寄席三味線)に「なんかあったんか?」と声をかけられ…

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