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経済観測

アルジェリアの政権移行体制=国際公共政策研究センター理事長・田中直毅

 2011年の「アラブの春」以来、シリアとリビアからの難民発生が欧州連合(EU)各国の政治的枠組みを揺るがした。EUの中東・アフリカ研究者たちは次はアルジェリアか、という想定から離れられないでいた。

 理由は次の4点だ。(1)4100万人の大国だがその3分の2を占める40歳未満の失業率は26%(2)20年間在任のブーテフリカ大統領は脳卒中で6年近くも療養中の82歳(3)輸出の95%は原油と天然ガスで14年の原油価格急落以降、外貨準備は13年の1940億ドルから半減(4)18年の実質成長率は2・3%で、かつての社会的融和を買いとるようなバラまきの財源は枯渇。

 2月22日に社会メディアを通じた呼びかけで突然首都アルジェで街頭デモが発生し、全国に波及した。4月18日の大統領選挙へのブーテフリカ氏5選目出馬への反対が盛り上がる。3月11日に出馬見送りと選挙日程延期の大統領発表で、大波乱はどうやら回避できたといえる。

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