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「我々のサービスは、十八、親和両行に質で負けてはいない」。十八銀行(長崎市)とふくおかフィナンシャルグループ(FFG)の経営統合が約1カ月後に迫った2月下旬。長崎市内のホテルで、地元の企業経営者約200人を前に力説する西日本フィナンシャルホールディングス(FH)の谷川浩道社長の姿があった。
統合によって十八銀は、県内でしのぎを削ってきた親和銀行(長崎県佐世保市)と同じFFGの傘下に入ることになる。公正取引委員会は両行の中小企業向け融資の県内シェアが約7割に上り、圧倒的地位を占めることで中小企業が不利な立場に置かれることを懸念し、審査は2年以上に及んだ。最終的には、両行の取引先の借り換えによって約1000億円の融資を他行に移し、一定程度シェアを落とすことを条件に統合を認めることにした。
「長い間エース級の支店長を送り込んできたが、牙城は崩せなかった」。傘下に長崎銀行を抱える西日本FH…
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