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とうほく彩発見/宮城

震災乗り越えた宮城の酒蔵=橋本建哉さん /宮城

 <TOUHOKU SAIHAKKEN>

食文化の灯は消さない 橋本建哉さん(宮城県産業技術総合センター総括研究員)

 毎年3月上旬には、宮城県新酒鑑評会が開催される。この会は、前年秋からこの春にかけて各蔵元で造られた吟醸酒の品質を競う会で、この結果を参考に蔵元がどのお酒を全国の鑑評会に出すかを判断する大切な行事である。今年は3月11日に宮城県酒造組合で行われ、震災が起こった午後2時46分には審査を中断して1分間の黙とうをささげた。早いものでもう8年もの月日が経過し、あの時小学校の高学年だった私の息子も先ごろ高校を卒業した。だが、いまだ避難生活を余儀なくされている方も数多く、自然の大きな災害に対し、我々人間の力の小ささを感じずにはいられない。

 地震の起こった2011年3月11日は金曜日で、私は翌週月曜日の14日に開催されるはずだった新酒鑑評…

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