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記者の目

不発に終わった米朝首脳再会談 非核化へ被爆国の役割を=渋江千春(ソウル支局)

北朝鮮建国70周年に開かれた軍事パレードに登場した車両。車体には「米帝侵略者を消滅せよ」の白い文字があった=平壌で2018年9月9日、渋江千春撮影

 ベトナム・ハノイで2月末に行われた2回目の米朝首脳会談は不発に終わった。現地で取材していて、なんらかの合意に至らなかったことには驚いた。だが、非核化に関する米朝の立場には相当の違いがあり、交渉は一筋縄ではいかないだろうと予想していた。そもそも、核を持っている相手から「核を放棄しろ」と迫られても、説得力はないと思う。米朝の直接交渉が行き詰まった今こそ、被爆国である日本が果たせる役割があると考えている。

 昨年9月、私は初めて北朝鮮に入った。建国70周年の取材である。案内された金正淑(キムジョンスク)平壌製糸工場の金明丸(キムミョンファン)支配人が熱弁をふるった。

 「制裁の影響はない。むしろ生産能力は向上している。今まで多くの資金を武器へ投資してきたが、これからはすべて経済部門にお金をつぎ込み、遅れていた発展を取り戻す」。核開発と経済建設を同時に進める「並進路線」から、経済建設集中へ路線変更する金正恩(キムジョンウン)朝鮮労働党委員長の方針を代弁したのだ。

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