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FFG・十八銀統合/中 くすぶる再・再編 九州・山口の地銀20行「多すぎる」

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 長崎市内の十八銀行のビルに、佐賀(佐賀市)、筑邦(福岡県久留米市)両行の行員が常駐する一室がある。有明海を囲む3行は、2000年代から基幹システムの共同開発などで連携を深めてきた。金融業界では「有明連合」と呼ばれ、将来的な統合すらささやかれていた。

 ところが十八銀は統合相手にふくおかフィナンシャルグループ(FFG)を選び、佐賀、筑邦に衝撃が走った。「脅威といえば脅威だ」。同一グループとなるFFGと十八銀に東西から挟まれる形となった佐賀銀行の坂井秀明頭取は、警戒感をにじませる。十八銀は21年に基幹システムをFFGと統合する予定で、十八銀でともにシステムのメンテナンスに当たっていた佐賀、筑邦の行員はいずれ引き揚げることになる見通しだ。連合は崩れ、残される2行は今後の対応を協議している。

 国内地銀で最大のFFGは十八銀との統合で総資産は24兆円(18年末の単純合算)となる。金融と情報技術を融合させたフィンテックに積極投資するなど、規模を背景に将来を見据えた布石を着々と打っている。柴戸隆成社長は「合従連衡はやぶさかではない」と更なる再編に前向きな姿勢を見せる。

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