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日本茶がアツい!カフェやホテルで体感する、小難しくない「お茶」(GetNavi web)

情報提供:GetNavi web

ここ数年、サードウェーブの波が押し寄せ、コーヒーへの人気が高まっていましたが、最近では日本茶に注目が集まっているのをご存知でしょうか。日本人にとても馴染みの深い“お茶”は、海外での人気もじわじわと高まりを見せ、昨年の輸出量は過去最高をマーク。国内でも日本茶専門のカフェやお茶を使ったスイーツのお店が続々とオープンし、日本茶をコンセプトにしたホテルや旅館なども誕生しています。

 

茶道の静けさを感じることができる、老舗・山本山の「山本山 ふじヱ茶房」を中心に、日本茶を楽しめる新スポットを取材しました。

 

“深蒸し製法”がトレンド・キーワード

 

日本茶は、古くから“浅蒸し製法”と呼ばれる茶葉加工が主流でした。浅蒸茶とは、小金色の水色と香り高い茶葉が特長です。摘んだ生茶葉の酸化を止めるために茶葉を蒸すことで、黄金色のお茶が抽出されます。「一方で、昭和40年代後半から主流になってきた“深蒸し製法”は、茶葉を強く蒸すことにより茶葉の組織を壊すことで、飲みやすい口当たりに。このような渋みと甘みのパランスがとれた日本茶が、いままた、味覚に敏感な若年層にも受け入れられたと思われます。昨今の日本茶ブームは、米国内大手コーヒーチェーンが発売した抹茶飲料からブームに火がつきました。現在では、ペットボトル飲料だけでなく本格的な日本茶嗜好の人も増えています」(株式会社山本山「山本山 ふじヱ茶房」チーフ・伊藤美沙貴さん)

 

日本茶を静かな空間で楽しめるスポット

1.好みに合わせて茶葉を選べる「山本山 ふじヱ茶房」

老舗・山本山が日本橋髙島屋新館内にオープンした「山本山 ふじヱ茶房」では、玉露をはじめとするオリジナルのお茶の他、抹茶を使ったスイーツや、おいしい海苔を味わえるにぎり巻き、海苔麺などの食事を楽しむことができます。

 

 

日本茶の茶葉は全国各地で生産されています。その土地の気候や土壌などで味や香りが変わり、茶葉によって最適な温度や淹れ方も違うのです。

 

 

「静岡のお茶はいずれも上品な香りですっきりとしていますが、二煎目から渋みが出て濃厚な味わいになります。宇治茶は透き通った色でまろやか。本山茶は一煎目から渋みがあるので少し高めの温度で淹れてキリッと飲みたいお茶です。狭山茶は深蒸しなので濃厚な味がしっかりと出、八女茶は香り豊かでまろやかさがあります。霧島茶は唯一の有機栽培で鮮やかな色をお楽しみいただけますし、京ほうじ茶の茶葉や玄米茶の玄米は煎りたてをご用意するので、店内に広がる香りもお楽しみいただけます」(伊藤さん)

 

「山本山 ふじヱ茶房」のおすすめメニュー

・茶葉も一緒にいただける

「京都宇治玉露 季節の和菓子つき」※この日は「春うらら」という羊羹製菓子
2310円
「一年に一度しか摘めない茶葉である玉露は、香りが飛ばないよう40度ほどの低い温度のお湯を少量入れ、3分かけて抽出します。一煎目、二煎目は濃厚でまろやかな味わいで、甘みがあります。三煎目からは煎茶のように70度ほどの温度で抽出します」(伊藤さん)

 

「茶葉に少量のお湯がしっかり浸るよう、平たい茶器を使ってお茶を淹れます。一煎目、二煎目を低い温度のお湯で抽出することで渋みや苦みが出ず、本来の玉露のおいしさを十分に活かして飲んでいただけます」(伊藤さん)

 

「玉露の茶葉は柔らかく香りがよいので、三煎目を入れたら茶葉をお召し上がりいただけます。そのまま食べても美味しいのですが、お店ではポン酢をご用意しています。ご自宅ではごはんを炊いたあとに茶葉を入れて茶飯にしたり、お浸しにしたりも」(伊藤さん)

 

「お茶には、“御菓子司 日本橋 長門”の季節の和菓子つき。練り切りやかのこなど、その日によって5種類ほどのお菓子から選ぶことができます」(伊藤さん)

 

・炒った茶葉の香ばしさ引き立つ

「京ほうじ茶 季節の和菓子つき」※この日は「うぐいす」という求肥製菓子
1320円
「京ほうじ茶は茶葉を炒ることでカフェインが少なくなり、苦みがあまりありません。高温でさっと抽出すると香ばしい香りを愉しむことができます」(伊藤さん)

 

「京ほうじ茶は茎茶と番茶を1分半ほど炒って煎じます。香ばしく甘い香りで、リラックスするような味わいです」(伊藤さん)

 

Shop Data

山本山 ふじヱ茶房
所在地:東京都中央区日本橋2-5-1 日本橋髙島屋三井ビルディング1階
電話番号:03-3271-3273
営業時間:10:30~20:00(19:00ラストオーダー)
定休日:1月1日
アクセス:東京メトロ銀座線「日本橋」駅徒歩1分
https://fujie.yamamotoyama.co.jp/

 

2.茶筅で点てるラテが新しい日本茶スタンドカフェ「八屋」

 

2017年に代官山と千駄ヶ谷に2店舗オープンしたカフェ「八屋」は、今までの日本茶と違う楽しみ方を提供してくれるお店です。「果物のシロップを日本茶で割った“季節のくだもの茶”や、煎茶を炭酸ガスとレモンを入れて楽しむ“炭酸冷茶”など、日本茶の新しい味を知っていただくためのメニュー開発もしています。急須で淹れる煎茶やほうじ茶などもありますから、お茶本来の味わいも楽しんでいただきたいです」(株式会社フェイスネットワーク 広報・五代儀あやさん)

 

「八屋」のおすすめメニュー

・茶筅で点てたお茶にミルクを注ぐ

「煎茶ラテ」
S 450円・L 550円
「抹茶を点てるようにその場で茶筅を使ってラテを点ててもらえるので、作るところを見るも楽しみのひとつです。和三盆を使うことで、お茶の風味を引き立てながらもふんわりとした甘さのラテに仕上がっています」(五代儀さん)

 

・優しい和風の甘さ

「煎茶スムージー」
S 500円・L 600円
「お茶本来の味や香りを楽しむために、白あんで甘みを出した上品なスムージー。煎茶のすっきり感が味わえるドリンクです」(五代儀さん)

 

Shop Data

八屋 代官山店
所在地:東京都渋谷区恵比寿西1-16-9
電話番号:03-6368-4423
営業時間:9:00~19:00(LO:18:45)
定休日:年中無休(冬季休暇あり)
アクセス:東急東横線「代官山」駅徒歩5分
http://8ya.jp/

 

3.お茶文化を体感できる宿「ホテル1899東京」


日本のよさや和文化を感じられるデザインコンセプトでつくられた「ホテル1899東京」では、至るところでお茶を感じることができます。グリーンを基調としたお部屋では、緑茶成分入りのシャンプーやボディーソープのアメニティが置かれている他、オリジナルブランドの日本茶も取り揃えてあり、リラックスして数種のお茶を楽しめます。

 

「茶室をイメージしてデザインされたロビーには、カウンターに茶釜があり、日本茶を淹れたり抹茶を点てたりと、お茶づくしのおもてなしでお迎えしています」(株式会社1899ホスピタリティ 広報部・山口沙織さん)

 

「一階にはレストラン兼デリ“DELI&BAR1899TOKYO”があり、宿泊者向けのブッフェにも抹茶やお茶を使ったお茶料理が提供しています。ランチやカフェタイムには、ワクワクするようなお茶スイーツも用意しております」(山口さん)

 

Hotel Data

ホテル1899東京
所在地:東京都港区新橋6-4-1
電話番号:03-3432-1899
アクセス:都営三田線「御成門」駅徒歩6分
http://1899.jp/hotels/tokyo/
(DELI&BAR1899TOKYOは11:30〜14:00,15;00〜22:00いずれも30分前ラストオーダーで土日祝定休)

 

4.星野リゾートが提案するお茶体験「星野リゾート 界 遠州(静岡県・舘山寺温泉)」

 

お茶どころである静岡県にある「界 遠州」では、新茶の採れる5月に合わせてお茶を楽しめるプランをさまざま用意しています。敷地内の中庭にて、静岡県内で採れた新茶をドリッパーで抽出し、ワイングラスでいただく「新茶パーティー」を開催するほか、夕食時にはお湯出しや水出しなど、変化する味を比べて楽しむことができる「利き茶セット」なども。静岡ならではのお茶を満喫することができます。

 

「ライトアップされたお茶の木を見ながらリラックスタイムが過ごせる“チャドコロバー”では、新茶にジンを合わせたカクテルをお楽しみいただけます。他にも、無農薬茶葉を浮かべた露天風呂や、新茶のブレンドづくりなどのアクティビティも体験できます」(星野リゾート 界 遠州 総支配人・白鳥浩恵さん)

 

Hotel Data

星野リゾート 界 遠州(静岡県・舘山寺温泉)
所在地:静岡県浜松市西区舘山寺町399-1
電話番号:0570-073-011(界予約センター)
アクセス:浜松西ICより車で15分。JR浜松駅から無料送迎共同バスで約45分(要予約)
www.kai-ryokan.jp/enshu/

 

お茶は、心を落ち着けたいとき、気分を変えたいとき、さまざまな場面で生活の癒しになってくれます。日本茶の魅力を知り、普段とは違った場所や楽しみ方で新しいお茶を体験すると、日本文化のよさに改めて気づくかもしれません。

 

取材・文=吉川愛歩 撮影=矢部ひとみ[山本山 ふじヱ工房] 構成=Neem Tree

 

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