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「強制不妊」報道を本に

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毎日新聞取材班が書き下ろしたノンフィクション単行本「強制不妊 旧優生保護法を問う」 拡大
毎日新聞取材班が書き下ろしたノンフィクション単行本「強制不妊 旧優生保護法を問う」

 今年度の日本新聞協会賞を受賞した毎日新聞のキャンペーン報道「旧優生保護法を問う」が、単行本「強制不妊 旧優生保護法を問う」として毎日新聞出版から出版されました。歴史に埋もれていた被害や新事実を掘り起こした渾身(こんしん)のノンフィクションで、新聞に掲載した記事を全面的に改稿、加筆、再編集しました。

 障害者らに不妊手術を強いた旧法は1948年から96年まで続き、被害者は少なくとも2万5000人います。しかし、手術を証明する公文書の大半がなくなり、被害者は高齢化しました。そうした中、本書は、取材班がどうやって事実を積み上げたのかに加え、取材中に感じた思いも記録しました。現場には多くの迷いや葛藤があったからです。

 差別を恐れ息を潜めて生きる被害者や家族がいる一方、支援を受けながら子育てをする障害者夫婦や、「障害ある姿を見せることが大事」だと社会と交わる人もいます。そんな人々への取材を通じ、旧法を問う意味や、今国会で成立予定の救済法のあり方を考える材料も示しました。

 章立ては、奪われた「産む権利」▽消えた記録▽加害者は誰か▽被害者救済と補償▽優生保護法が問うこと--の5構成。巻末には、旧法を巡る近現代史年表や旧法制定と改定前後の国会議事録の特集、都道府県の開示文書や救済法案の概要を掲載し、資料性を高めました。全国各地の弁護団相談窓口も載せています。

 304ページ、定価1600円(税別)。お求めは、書店または毎日新聞販売店へ。

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