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布施広の地球議

ゴラン高原の嘆き

 第3次中東戦争(1967年)でイスラエルがシリアから占領したゴラン高原は、面積約1860平方キロ。東京23区の3倍ほどの広さだが、その大半を占めるイスラエル支配地域と、シリアに返還された小さな地域とをそれぞれ訪ねると、印象が全然違うのである。

 シリアの支配地域は、戦争で破壊された建物群、つまり廃虚が放置され「侵略」を印象付けている。だが、イスラエル側から高原へ行くと、なだらかな山肌に耕作地が広がり「豊穣(ほうじょう)」そのものの印象だ。ブドウ栽培とワイン造りで知られ、聖書に出てくる水源地も近い。

 81年の国連決議に従えば、イスラエルのゴラン高原併合は無効である。ところがトランプ米大統領は、ここはイスラエル領だと言明した。エルサレムはイスラエルの首都だと認定したのに続く、驚くべき決定である。

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